パスポート ~ これがないと始まらない。そして”写メ”しておいた方が良いですよ
2016/04/22
パスポートとは
海外出張がきまったら、まず最初にしなければならないのは、パスポートの取得です。パスポートとは、ざっくり言ってしまうと、「日本国政府が、渡航者に関して日本国民であることを証明し、渡航先の政府に対して渡航中の安全を要請する文書」ということになります。
これがないと、ビザの申請や航空券の手配など、必要な手続きが何も進みませんので、できるだけ早めに各都道府県のパスポート申請窓口に申し込みをしましょう。通常、パスポートの申請から取得まで、一週間くらいはみておく必要があります。
そして、パスポートの顔写真のページは、必ず”写メ”するなどして、携帯などにメモしておいた方が良いです。パスポートを紛失してしまうリスクをなるべく減らすため、と安全上の理由からです。
私の失敗談
私はわりと几帳面な性格なので、これまで仕事上の重要書類をなくしたりといったことはほぼ経験したことがないのですが、パスポートに関しては、一度だけ、機内に忘れてしまい、飛行機を降りて入国審査に向かう道すがらパスポートがないことに気づいて、大慌てで飛行機まで走って取りに戻るという大失敗をしてしまったことがあります。
いまにして思えば油断していたとしか言いようがないのですが、機内で配られた入国審査用のランディングカードに旅券番号などを記載する際に、パスポート本体を取り出して確認し、そのまま、座席前のポケットにいれたままにしてしまったのです。
このときは、パスポートは座席の前のポケットに入ったままでしたので、無事に回収することができたから良かったのですが、あのまま紛失していたら、目的地に入国できず、そのまま強制帰国だったと思うと、今考えてもぞっとします。
パスポートの管理
ランディングカードのほかにも、ホテルのチェックインや飛行機のWebチェックインの際など、パスポートの旅券番号や有効期限などを入力する機会は意外に多いので、置き忘れというリスクを軽減するためにも、事前に写メに撮っておくなどして、いちいちパスポート本体を取り出す必要がないようにしておいた方が安心です(もちろん、原本をいつでも取り出せるようにしておく必要はありますよ)。
また、日本のパスポートは裏の世界では結構、人気があるそうで、数十万円の金額で取引されるという噂もよく聞きますので、盗難防止という観点からも、不用意にパスポート本体を取り出す機会は減らしておいた方がよさそうです。今のパスポートはICチップ付きで偽造が難しいそうなので、盗難は減ったという話もあるようですが用心に越したことはありません。