海外出張はじめました

英語の不安は、準備で解消しよう!

海外ホテルにて ~ チェックイン、滞在中、チェックアウトそれぞれの場面での留意点

   

チェックイン時のレセプションとのやりとり

海外のホテルに着いて、いざチェックイン!、レセプションの英語が早すぎて(もしくは訛りがきつすぎて)、何を言われているか全然わからない、、、って経験は、誰もが一度はするのではないでしょうか。

ビジネスでの会議や高級ホテルのレセプションでは、相手もこちらを思いやって判りやすい英語で話してくれるものですが、低価格や地方のホテルだと、レセプションの対応もなおざりで、呪文みたいに早口の英語をまくしたてて「わかったでしょ?」と言わんがばかりの対応をされることもあります。

でも、実はホテルのレセプションで聞かれること、説明されることはほとんど決まっています。海外出張の経験が増えてくると、英語ははっきりわからなくても、たぶんこんなこと言ってるんだろうな、というのがだんだん推測できるようになってくるものです。

 

身分証の提示

チェックイン時にはバウチャー(ホテル予約サイト等で発行される予約確認の書類)とパスポートを手元に準備しておきましょう。そして、最初に聞かれるのはおそらく「サーネーム?」だと思いますので、さっくりと苗字を回答できるように心の準備をしておきましょう(焦っていると、ファーストネームとサーネームが、ごっちゃになって訳わからなくなる時があります)。

 

デポジット(保証金)

そして、ホテルの宿泊書類に住所等を記入しつつ、同時にクレジットカードの提示を求められます。既に、予約サイトで事前決済をしている場合には、「二重請求なのか?」と身構えてしまうかも知れませんが、たとえ事前にホテル料金を支払ってあっても、クレジットカードは改めて提示する必要があります。

これは「デポジット」(保証金)のためで、クレジットカードが本当に使えるかどうかを確かめ不正を防いだり、ホテル滞在中のレストラン利用等の事前決済以外での支払能力を、ホテルに対して保証するためです。

なお、デポジットは、クレジットカードの情報を登録されるだけのこともありますし、チェックイン時に一定金額を請求してチェックアウト時に払い戻す方式を採用しているホテルもあります。特に後者の場合は、ホテル側が宿泊料金の事前払いを認識していないのではないか、と不安になったり、宿泊中にカードの締日があると請求が月をまたぐので不正請求がないか確認が面倒になったり、ちょっと面倒ですね。

カードがない場合では、現金を預けることもあるようです。チェックアウトの際に同じように精算され、追加料金が何もなければ全額返金されますが、クレジットカードの時以上に氏名や住所などいろいろ確認されるので面倒なのが難点です。

 

Wifi

海外のホテルの多くが、無料のWifiサービスを提供しています。ホテルによって、このWifiへ接続するに際して、特にパスワードを設定してない場合もありますが、レセプションでパスワードを聞かなければならない場合や、必要な端末台数分のパスワードを発行してもらわなければならない場合もあります。

 

車の有無

チェックイン時には、車で来たかどうかを聞かれることも多いです。特に、ホテルが宿泊者限定で無料駐車場を提供しているのであれば、チェックイン時に車のレジストレーション・ナンバーを登録しておかないと、後日、無断駐車の罰金が請求されることもありますので、注意しましょう。

 

朝食の場所・時間

事前予約のプランに朝食が含まれているのであれば、朝食の場所と時間も教えてもらえます。また、仮に朝食なしのプランで予約をしていても、追加料金を払えば朝食を追加できる旨の説明をされることもあります。

 

ミニバーの利用の有無

ホテルによっては、ミニバー(冷蔵庫)の鍵が必要かどうかを聞かれます。ミニバーの中には、お酒・ジュース等の飲物と簡単なつまみが入っていますが、消費した内容に応じて追加料金を請求されることになりますので、利用するつもりがあれば鍵を受け取り、利用しなくても良いのであれば鍵はいらない、と断って問題ありません。

 

ホテル入口の暗証番号

ホテルによっては、レセプションのある建物と宿泊棟が別になっていることも多いです。レセプション担当者が24時間常駐しているホテルであれば問題ありませんが、深夜には各建物のドアが施錠されてしまい暗証番号で出入りする方式のホテルもありますので、外出して深夜に戻ってくる予定があるのであれば、入口ドアの暗証番号を忘れずに聞いておきましょう。

 

宿泊中に注意しておきたいこと

アメニティー

海外ホテルの備え付けのアメニティは、日本のホテル程には充実していません。普通のホテルであれば、石鹸、タオル、シャワージェル、シャンプー、コンディショナー、ドライヤーがせいぜいです。

高級ホテルであれば、化粧コットン、ソーイングセット、使い捨てスリッパなどのほか、バスローブやナイトガウンまで無償で客室に常備していることもありますが、不思議なことに、歯ブラシ・歯磨き粉は高級ホテルであっても置いてないことが多いです。

 

追加費用とコンプリメンタリー

客室にはたいてい冷蔵庫やミニバーが備え付けてあり、あらかじめ飲料水、ジュース、お酒などが備え付けられています。また、高級ホテルの場合は、ちょっとしたお飲物(ウェルカムドリンク)や果物(ウェルカムフルーツ)が準備されていることもあります。

これらは無料の場合と、追加料金を支払う必要がある場合の両方がありますが、無料の場合にはたいていコンプリメンタリー(Complimentary)と書かれており、有料のものに関しては料金がラベルで貼り付けてあるか、プライスリストに記載されています。

また、歯ブラシ・歯磨き粉を忘れた場合など、アメニティーなどで必要なものがあれば、レセプションで販売している場合もあります。

 

チップは必要か?

海外出張時に、海外ホテルで過ごすにあたり一番気になるのは「チップ」だと思います。日本人にはなじみのうすい文化なので無理からぬところですが、実は外国人にとっても結構、判断が難しいようで、聞く人によって意見が分かれるケースも良くあります。

私の経験から、最大公約数的な意見をまとめると、

  • ホテルに入ってベルボーイやポーターが来て荷物をもってくれ、チェックイン後に荷物を部屋まで運んでくれますが、ポーターであれば運び終わったときに、ベルボーイであれば一通りの説明が終わった際にチップを渡します。(荷物1個につき、1ドルくらい)。ちなみに、フロントにはチップは不要です。
  • ベッドメイキングに対しては、毎朝、ベッドや枕のうえか、サイドテーブルなどの見えやすいところに置いておきます(1日、1ドルくらい)。チェックアウトの際にベッドメイキング用にチップを置いていくかどうかは悩みどころですが、置いておく方が気持ちが伝わるでしょう。
  • レストランで食事をした場合や、ルームサービスを利用した場合には、食事代の10~20%を上乗せして支払います。
  • 大きなホテルで、コンシェルジュに様々な手配や予約、確認をお願いする場合にも、かかった費用とは別に、5ドルくらい(お願いごとの手間に応じて金額は上乗せする)のチップを支払います。
  • チェックアウトを済ませ、ドアマンに荷物を外まで運んでもらい、タクシーなどに荷物を積んでもらった場合にもチップを払います(1ドルくらい)。

基本的な考え方としては、サービスに満足したことを、お金という形で表現する、と理解していれば大きく間違うことはないように思います。また、ホテルが高級であればあるほど、チップを払うのは当然と思っていた方が良いでしょう。

 

避難経路の確認

海外ホテルで滞在するにあたって意外と忘れがちで、しかし重要なのが緊急時の避難についてです。チェックインして部屋に入ったら、避難経路が掲げてある場所(たいていはドアの後ろ)と避難経路を実際に確認しておきましょう。また、就寝前には現金・クレジットカード・パスポートなどの貴重品はまとめておいて、避難時にすぐ持って出られるようにしておきましょう。

わたしは、幸いにして火事にあったことはないのですが、深夜の火災報知器のベル誤作動で非難するはめになったことは何度もあります。ひとによっては貴重品を持たずに逃げて誤作動だとわかり、部屋に戻るまでの短時間で盗難に入られて被害にあった、という話も聞きます。

 

チェックアウトと領収書

チェックアウトの方式は、朝にレセプションで追加料金の精算と鍵の返却を行う通常のチェックアウトのほかに、ホテルで決められているチェックアウト時間より遅くチェックアウトできる「レイトチェックアウト」や、ビジネスマンが混雑する時間帯にチェックアウトにかかる時間を減らすための「エクスプレス・チェックアウト」という方式を導入していることもあります。

以前の記事でも記載のとおり、決済方法が「クレジットカード事前決済」と「現地払い」では、領収書の受け取りのタイミング・方法が異なります。

現地払いで通常チェックアウトであれば、レセプションで領収証を受けとれば良いのですが、「エクスプレス・チェックアウト」の場合は、チェックアウトする朝までにドアの下から領収書を届けてもらったり、テレビ画面で利用明細を確認してサインをしてカギと一緒にレセプションにあるキードロップ(鍵返却用の箱)に入れたりする方法になっています。いずれにしても、チェックアウト時に、領収書をもらっておくのを忘れないようにしましょう。

 

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