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航空券の購入時に追加でかかる費用 ~ 格安航空券の検索サイトに表示される金額は、チケット単体か、付随費用を含む総額か?

   

格安航空券の普及によって、海外出張や海外旅行への敷居が低くなり、利用者によっては有難いことこの上ないです。実際に、東京-ニューヨーク間で10万円くらいの往復航空券などをみつけたりすると、海外が身近になったなぁと実感します。

ただし、気を付けておきたいのは、格安航空券の検索サイトで表示される価格がそのまま適用されるとは限らないという点です。

航空券料金とは基本的に、飛行機代及びその航空会社自身の持つ地上施設や地上係員の代金だけを示しており、それ以外の諸費用は含まれていませが、この費用にはどのようなものがあるでしょうか。以下にまとめてみました。

 

燃油サーチャージ(燃油特別付加運賃)とは?

意外な盲点が、燃油サーチャージです。日本語では、燃油特別付加運賃と呼ばれます。

航空機の燃料には、原油が使われています。湾岸戦争を契機として原油の価格が高騰し、航空会社で燃料代を全て賄うことが苦しくなった結果、業界団体であるIATA(国際航空運送協会)が制度として定め、乗客が燃料代の一部を負担することとなりました。

燃油サーチャージの金額は、各航空会社が決定することになるため、渡航目的地が同じであっても、航空会社によって請求される金額が違ってきます。燃油サーチャージの額は一般的に2か月ごとに改定する航空会社が多いようです。

少し前まで、数万円の燃油サーチャージがかかった時代もありましたが、昨今の原油安をうけて、2016年4月からANA・JALといった日本の大手航空会社は、燃料サーチャージを無料にしています。また、一部の旅行会社でも無料になっています。

無料化された背景には原油価格の下落がありますので、これからもずっと無料の傾向が続くわけではなく、原油価格が上昇した場合には、燃油サーチャージが復活する可能性もあります。

旅行者として留意したいのは、旅行代金として燃油サーチャージを含む金額が設定されている場合と、旅行代金とは別に請求されるケースです。旅行のキャンセル料金は、旅行代金に対しての割合で決定されるため、前者と後者では、キャンセル料金に違いが出てきます。

 

空港施設使用料、空港諸税、航空保険料とは?

燃油サーチャージのほかに、空港施設使用料、空港諸税、航空保険料などの費用も旅行者が航空券の購入時に負担し支払いすることとなります。

 

空港施設使用料

「旅客サービス施設使用料」(PSFC/ Passenger Service Facility Charge)、または「旅客施設使用料」(PFC/Passenger Facility Charge)と言われる費用です。

空港管理会社が徴収する料金で、主に空港ロビー施設の維持管理に使われています。具体的には、照明、空調、清掃、エスカレータやエレベータの運転や保守、各種アナウンス、荷物カートの整備費用などです。国際線は出発・乗継の利用者が、国内線では出発・到着の双方の利用者が負担することとなります。

また、施設使用料のほかに、一部の空港では、「旅客保安サービス料」(PSSC/ Passenger Security Service Charge)といった費用もかかります。これは、利用者の安全確保のために、手荷物検査の検査装置や旅客ターミナルビルの保安維持などのサービス提供に充当されることとなります。

 

空港諸税

国・都市の定めに従って、出国税・入国税・騒音税などいろいろな種類の税金が課されることとなり、これも搭乗客の負担となります。

 

航空保険料

2001年に発生したアメリカ同時多発テロの影響で、航空会社が加入する損害保険の掛け金が大幅に増額となったため、その一部を渡航者に負担してもらうべく設定されている費用です。

なお、個人でかける海外旅行保険とは異なる内容の保険であるため、海外出張や旅行中の事故・盗難の備えとしては、個人で対応を考えておく必要があります。

 

旅行会社のチケット手配の手数料

これらの費用のほかに、旅行会社を通じて航空券を手配する場合には、各社の定めに従って手配手数料が請求されることになります(旅行会社としては、旅行手配の代行が本業なので、当たり前といえば当たり前ではありますが)。

航空会社での直接発券であれば、基本的に手数料は請求されません(ローコストキャリアだと請求されるところもあり)。

 

格安航空券の検索サイトの料金表示には、これらの付随費用は含まれているの?

空港施設利用料や空港諸税については、それぞれ空港管理会社や国・都市が設定するものであるため差は生じないと思われますが、燃料サーチャージや航空保険料の部分では、どの程度を利用者に負担してもらうか、外貨建てで徴収される費用へ適用する外貨換算レートをいくらにするかなどは、航空会社や旅行会社の経営方針が反映される部分です。

また、航空券料金の検索結果に関して、航空券本体の金額のみを表示させるか、付随費用込の金額を表示させるかも、検索サイトによって異なります。付随費用は総額すると3万円とか、そこそこの金額になりますので、この点も踏まえて納得いくチケットを選びたいものです。

 

料金表示

手配手数料

スカイスキャナー
航空券のみの金額

(空席照会で総額表示)

複数の検索サイトのまとめ検索サイトであり、チケット購入を実際に取り扱う旅行会社による
エクスペディア 付随費用を含む総額 無料

(LCCのみ予約、片道600円・往復1,000円)

DeNAトラベル 航空券のみの金額

(空席照会で総額表示)

<格安航空券>

アジア2,700円、それ以外5,400円
<正規割引航空券等>

アジア3,780円、それ以外5,400円

イーツアー 航空券のみの金額

(空席照会で総額表示)

<格安航空券>

アジア1,080円、それ以外2,160円
<正規割引航空券等>

エコノミー3,240、ビジネス5,400円

フリーバード 付随費用を含む総額 2,160円
ena(イーナ) 航空券のみの金額

(空席照会で総額表示)

3,240円~

(航空券の金額で手数料が変動)

ジェーティービー
付随費用を含む総額 Web予約は無料

エイチ・アイ・エス
付随費用を含む総額 Web予約のとき

<東京・大阪発着>

540-1,080円

<他空港発着>
1,080-3,240円

 

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