海外出張はじめました

英語の不安は、準備で解消しよう!

免税店で免除される税金はどんなもの?免税店で購入しても税金がかかるのはどんな時?

   

免税店で免除される税金は?

海外出張や海外旅行で、空港での出国審査を終えると、まず目に飛び込んでくるのは、免税店にならぶ化粧品、お酒、たばこの数々だろうと思います。ところで、この免税店とはどのような税金が免除になるのでしょうか?また、なぜ免除になるのでしょうか?

国際空港内の免税店は、必ず出国審査を終えた後のエリアにあります。これは、こと税金に関して言えば、このエリアがどこの国にも所属していないということを意味しています。税金とは国家が課税するものですから、どこの国にも所属していない以上、その商品を市中で購入するときにかかる「消費税(VAT:Value Added Tax)」課税されない、ということとなります。

日本での消費税は8%なので、これが非課税になるだけでもお得な感じはありますが、海外の国ではこの消費税に相当する税金(VAT)の割合がかなり高い国が数多くあります。例えば、中国17%、フランス19.6%、ドイツ19%などで、最も高いハンガリーでは27%にもなります。これらの国では、免税店で購入するのと市中で購入するのとでは、大きな差がつくことになります。

 

渡航先の市中の免税店で購入する場合は、消費税の払い戻し(VATリファンド)を受けられます

実は免税店があるのは、空港の出国審査を終えたエリアとは限りません。渡航先の国内に入国したあとでも、市中に免税店登録がされている店舗は存在します。

これらの店舗にタックスフリーまたはVATリファンドと書かれたステッカーが貼ってあり、1日の買い物合計がその国が定める金額以上になった場合に、その国が定める割合で、内税されている消費税の一部が還付されるシステムとなっています。ただし、税率の異なる雑貨品や食品など、またセール品で既に安くなっている場合など、免税とならない商品もありますのでその場での確認は必要です。

このタイプの店舗の場合は、まずは購入時に消費税を含む金額で決済し、その際に免税を受けるための用紙を発行してもらう必要があります。免税用紙が発行されたら用紙の内容に沿って自分で漏れている部分の記入を行い、最終出発地(空港)の税関に書類を提示し払い戻しを受けることとなります。

なお、注意点としては、

免税品は、その国内で消費することなく輸出する目的で購入する、という前提のもとに消費税を免除されることになるので、購入した商品は未使用である必要があり、空港の税関で未使用の状態での商品の提示を求められた場合には従わなければなりません。店舗によっては、購入直後に商品に封をされて使用できなくされたり、そもそも商品は空港でしか受け取れない、という形となったりもします。

また、払い戻しをクレジットカードへの返金という形で受ける場合には、国によっては手続きしてから払い戻しまでに半年以上かかることもあります。

By: Kai Hendry

 

消費税は免除されても、関税は別にかかることもある

ある国からある国へ商品を輸入する際に、輸入される側の国が自国の産業を保護するためにかける税金を「関税」といいます。関税の分、輸入品の値段が高くなり、自国産の商品の価格競争力が維持される、という仕組みです。

最近ではTPPなど、広域の経済連携協定を結び、関税をできるだけ低くしたり、撤廃したりすることで、地域内での経済活動を活性化させる動きが出てきてはいますが、関税が設定されている商品はまだまだたくさんあります。

関税は、商品を輸入される国が賦課する税金であるため、その商品を海外の免税店で購入したか市中のスーパーで購入したかは関係ありません。手に持って持ち込むか、スーツケースに入れて受託手荷物とするかなどにも無関係です。どこで購入していようが、どのような持ち込み方法であろうが、一定のルールに従って課税されるということになります。

このルールには、免税となる枠があり、個人的に使用すると思われる量に対しては税金がかかりません。例えば、主要国では以下のような免税範囲が決められており、この範囲を超えてしまった場合は、課税対象として所定の関税がかかります(例えば日本の場合の課税ルールはこちら)。

日本: 酒類3本(760ml)、たばこ200本、香水2オンス(約58ml)、その他20万円以内の商品

アメリカ: 酒類1リットル(18歳以上の旅行者)、たばこ200本、100ドル以内の贈答品

イギリス: 外貨・現地通貨等の合計が£10,000以上の場合は申告が必要、たばこ200本、酒類2リットル、香水60mlとオードトワレ250ml、その他£145まで

 

関税にかかわらず、そもそも持ち込みが禁止されているものもある

これら関税によって、商品の持ち込みをコントロールするほかにも、宗教的な禁忌によって、イランやサウジアラビアなどイスラム教国の多くで酒類の持ち込みが厳しく禁止されていたり、ブータンやシンガポールなどたばこへの課税を特に強化している国もあります。

そのほか、肉、果物・野菜、卵などの食品、生きた動植物、コピー商品なども、税関での持ち込みを制限される可能性が高いものもありますので、注意が必要です。

 

 - 出発から帰宅まで