海外出張はじめました

英語の不安は、準備で解消しよう!

目的地の空港に到着してから、入国審査、手荷物受取、税関申告までの流れと、注意したいポイント

   

入国カード(ランディングカード)と税関申告書は機内で書いておきましょう

問題なく円滑に入国審査をすますために、必ず機内でしておいたほうがいいことがあります。それは、入国カードと税関申告書を記入することです。

入国カードと税関申告書は機内においてあるので、客室乗務員にお願いすると持ってきてもらえますが、空港内でも入国審査の直前にあるブースなどで置いてあるので、そこに着いてから記入する人もいます。

しかし、1便の飛行機でも数百名くらいの乗客が乗っていて、なおかつ大規模な国際空港だと複数の飛行機が同じタイミングで到着することを考えると想像がつくように、入国審査はとても混雑します。このため、先に機内でこれらの書類を記入しておくことで、目的地に着くなりすぐに入国審査の列に並ぶことができ、入国審査の長蛇の列に並ぶ時間を短縮することができます。

特に海外出張では、出張に慣れた上司がさっさと入国審査を済ませてしまったり、取引先の相手の方が迎えを手配してくれることもあり、できるだけ素早く入国審査を済ませて到着ゲートをくぐらないと、これらの方を必要以上に待たせてしまうことになりかねません。

また、客室乗務員の方に、入国カードや税関申告書の記入の仕方を確認しておくこともできます。海外出張が初めてで、記入の方法に慣れていない方は、これらの書類は機内で書き終えて、スムーズに入国審査を終えましょう。

 

入国審査で聞かれること、怪しまれないために準備しておきたい回答

仕事として海外に行く場合は、目的地に入国する際の入国審査において、海外旅行とは異なる質問が予想されます。

入国審査は、形式的な質問が多いので、準備しておけば英語が不得意だからと尻込みする必要はありません。ただし、渡航先国に入国できるか否かの最終的な判断は、入国審査官の判断で決まることになるので、怪しい人間ではないことが伝わるように、回答すべき内容をある程度、事前に準備しておきましょう。

入国審査で聞かれる内容は概ね次の5点に絞られます。

滞在目的は観光かビジネスか? What is the purpose of your trip?

所属する会社はどんな会社でどんな仕事をしているのか? What is your job?

どこに、何の目的で訪問するのか? Where are you going?

入国後はどこに宿泊する予定か?Where are you going to stay?

滞在期間はどのくらいか?帰国便のチケットはあるか? How long are you going to stay? Show me your return ticket?

 

つまり、自分が所属する会社名・仕事内容を端的に説明して、訪問目的に合理性があること、用事が済んだらきちんと帰国すること、を理解してもらえるようにしておけば、何も心配することはありません。

準備する回答について、ポイントはただ一つ、嘘偽りのない申告を行う事です。面倒だからと、医療系の仕事なのに建築関係などと言ってしまうと、詳細について聞かれて答えられなくなったり、滞在地が病院の施設だったりした場合、面倒な事になりかねません。

自分の経験から、日本国籍を所有していて、有効なパスポートやビザを保有していて、なおかつ、帰国便のチケットを示すことができれば、殆ど問題やトラブルは起きませんが、以下のような場合は、ちょっとだけ気を付けて準備をしておいた方が良いでしょう。

 

パスポートのほかに、ビザやインビテーションレターが必要な国の場合

短期商用目的であれば、特段のビザ等の準備は必要ない国が多いのですが、アメリカやオーストラリアなど事前に電子渡航認証システムへの登録が必須な国や、訪問先の会社からのインビテーションレター(招待状)が必要な国もありますので、渡航先の大使館ホームページ等で必要なビザ等は確認しておきましょう。

 

短期間で複数の海外出張を繰り返している場合

このケースは、身元を怪しまれることが多いように思います。密輸でもやっているように思われるんでしょうか。場合によっては、過去の出張目的を聞かれることもありますので、その時になって、「えーと、なんだったかな?」、なんてことにならないように回答を考えておきましょう。

 

ビジネス用のサンプル等を持ち込む場合

開発途中の新薬や大量の商品を持ち込む場合、別途、税関申告書等の申請が必要な国もあるので、事前に確認しておきましょう。

 

英語が通じそうもない国の場合

基本的に空港の入国審査官は英語が話せます。ただし、国によっては、かなり片言であったり、いまいち英語が通じてないな、と感じることもありますので、英語が通じないと想定される国の場合は、現地の言葉で最低限の準備をしておく必要があります。

 

手荷物受取(Baggage Claim)とロストバゲージ

入国審査を通過すると、手荷物受取(Baggage Claim)へ進みます。

手荷物受取では、ベルトコンベア(カルーセル)に流れてくる自分の手荷物をピックアップするだけすが、海外の空港では、日本の空港と違って、到着ゲートで、自分の手荷物預り証と手荷物につけられたタグとの照合なんてやりません(少なくとも、私は見たことありません)。ですので、くれぐれも貴重品は機内預け荷物にはせずに、かならず機内持ち込み荷物にしておきましょう。

また、いつまでたっても、自分の荷物が出てこない場合には、ロストバゲージの可能性がありますので、近くに立っている空港職員に荷物が来ない旨の話をしましょう。カウンターに連れて行かれ、手荷物事故報告書へ記入することになります。

この場合、確認しておくべきことは、以下のとおりです。なお、手荷物がないことでかかった経費に関するレシートは、後日、補償申請に必要になるので、必ず取っておきましょう。

  • 荷物が届いた場合は、どうやって連絡してもらえるか?
  • いつ、どこで、荷物の受け取りができるのか?滞在先のホテル等へ送ってもらえるか?
  • 航空会社から出る補償内容はどんなものか?どうや経費を申請したら良いか?
  • 民間の旅行保険に加入している場合は、航空機寄託手荷物遅延等費用補償特約が付いているかどうかを確認して、必要なら保険会社へ連絡する

 

税関申告(Custom)

手荷物を受け取ったら、税関申告をとおって、ようやく目的地へ入国です。

税関申告書で申告するものがない限り、特別な手続きはほとんどなくほぼ素通りですが、たまにスーツケースを開けて見せるように言われたり、手持ちで明らかに免税範囲を超えるお土産などを持ち歩いていると係員に呼び止められることになります。

入国を目前にして、お土産を没収されたり、余計な税金を払っていやな気分になったりすることのないよう、渡航先国の関税の仕組みについても見ておきましょう。

 

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