海外格安航空券の検索予約サイト ~ Skyscanner(スカイスキャナー)
会社概要や沿革
2001年にGareth Williams、Barry Smith、Bonamy Grimesにより、イギリス・エジンバラに航空券の検索サービス会社であるSkyscanner Ltd.が設立され、2003年にウェブサイトが公式オープンしています。
設立当初はヨーロッパの格安航空会社の運航のみを検索対象としていましたが、のちに大手の航空会社、またアメリカやアジアなどの世界の航空会社の運航も検索対象として拡大し、利用者の所在地域もこれにつれて拡大しています。
日本でのサービスに関しては、2011年に日本語サービスを開始、2015年にはYahoo! JAPANと共同で合弁会社「スカイスキャナー・ジャパン(Skyscanner Japan)」を東京(新丸の内ビルディング内)に設立しました。
スカイスキャナーは、自社のウェブサイトを通じて、各航空会社や旅行予約サイトへ利用者を送客し、各航空会社や旅行予約サイトからのクリック課金で利益を得るビジネスモデルを採用しています。このため、ユーザー自体はスカイスキャナーのサービスを無料で利用することができます。
提供している予約サービス
世界約30の言語でスカイスキャナーのウェブサイト・アプリを運営しています。現在は、航空券に加えてホテルとレンタカーの情報を検索、収集、比較して条件にあった情報を自動表示してくれます。料金情報は各航空会社や旅行予約サイトの一般的な料金が対象であり、各サイトの会員限定割引などは対象外となっています。
航空券を選択すると、各航空会社のサイトや旅行予約サイトに転送され、ユーザーは転送先で航空券のウェブサイトで予約を完了することができます。
検索後にチケット購入を一旦保留する場合は、最安値航空券が変動した時点でユーザーに自動通知してくれるプライスアラート機能を利用することができ、最安情報が入ってくるようになります。
Yahooとの提携により、Yahoo! JAPAN上に航空券検索機能が追加され、検索を行うとスカイスキャナーでの検索結果に自動遷移されるサービスが開始されました。
サービスの特徴
サイトはシンプルで検索をとてもやりやすくなっています。
また、行きたい国は決まっているけど、どこの都市にいけばいいかは特に決めてなくても、国だけを条件設定すれば最安のルートが分かるように表示してくれたり、一か月間の日ごとの航空料金が一目で分かるように表示してくれたりします。
しかし、アップデートの頻度はそれほど早くないようで、最新の格安航空会社や就航したばかりのルートの情報はアップされないこともしばしばあるようです。
また、各航空会社が提供している限定割引やサービスまでは表示されないので、最安のチケット情報までは各会社のサイトを見ないと分かりません。
行きと帰りの異なる周遊型や乗り継ぎ便のまとめ割などには対応していないため、これらを検索する際には各便をバラバラに確認する必要があり、割高な結果となる可能性もあります。
ポイント還元・プロモーションなどの割引・最低価格保証
スカイスキャナーは比較検索サイトであり、それをユーザーに無料で提供しているため、ユーザーに還元するポイント制度などはありません。また、プロモーションも現在のところありません。
また、ポイントタウンなどのポイントサイトを経由してからスカイスキャナーのサイトに移動して予約まで完了すると、ポイントがもらえるようになっているようです。
決済条件
スカイスキャナー自体は、航空券やホテルの予約・決済のサービスを行っておりませんので決済を行うことはありません。決済は各会社のサイトや予約サイトで行うことになります。