海外出張の体験談 ~ メキシコ・メキシコシティ
「年齢」、「性別」
20代・男性
これまでの海外出張の「経験」
数回程度
「職業」と、今回の海外出張の「目的」、「滞在期間」、「同行者」
製造業の営業。スペイン語ができるのでメキシコ支部への挨拶もかねて一か月ほど部長クラスの方と同行した。目的は顔見せと業務の確認。
仕事をすすめるうえで、文化の違いなどで、苦労したこと、失敗したこと、反省点など
メキシコの方は基本的に時間にルーズです。特に何かが始まる時間には遅れることが多いので、その点は注意しなければなりません。私たちは日本人として、やはり時間に遅れるわけにはいかないので、いつも待たされることが多かったです。しかし、逆に話し合いの場などでは建設的な意見がぽんぽん飛び交って、非常にスムーズに議題が消化されていきます。
おそらく、単純に仕事に時間を取られたくないので、来るのは遅く、そして働く時間は短くしようとしているのかもしれません。トータルで考えれば日本人同士の不毛な会議よりずっと早く物事が進むので、必ずしも悪いことばかりではなかったです。
ただメキシコ人は頻繁に飲みに誘ってくる上にその飲む量も半端ではないので、お酒を飲めないという方にとっては辛い環境かもしれません。私の私的なイメージですが、バブルの時代の人々はこんな性格だったのではと思うことがよくあります。あまり内向的だと仕事にもプライベートにも影響が出ますので気を付けたほうがいいですね。
仕事以外の場面で、楽しかったこと、苦労したことなど
仕事以外の場面で楽しかったのは、食事です。メキシコ料理というとあまりイメージはないかもしれませんが、どれを食べても大抵おいしいです。私はタコスが一番のお気に入りでしたが、それ以外のものも基本的にはずれはありません。
一方で私が苦労したことではないのですが、食事はそこらにある屋台などで食べてしまった場合食中毒に遭う危険があります。特に観光客を相手にしているようなところは危険ですので、なにかを食べるなら地元の人と一緒に行ったほうがいいでしょう。私の同行者はそれで何日か寝込みました。食中毒に遭った場合は日本の薬を飲んでも効かないことがほとんどですので、早めに現地の病院に行かれることをお勧めします。
食事関係以外では、手続きの遅さは気になるところでした。基本的になんの手続きをするにしても一回ではうまくいかないということが多いので、そういうものだと思ってのんびり構えてください。ちなみに、ダメだと言われても食い下がることで何とかなる場合もあります。良くも悪くも適当な国でした。
海外出張に際して、日本からもってきて便利だったもの、なくて困ったもの
出張するときに便利だと思ったものは首から下げるタイプのパスポート入れです。治安は言われるほど悪くはありませんでしたが、私の友人で中身を盗むために鞄を切られたという人がいたり、また日本人宿で出会った方は自転車で旅行中に強盗に襲われたと言っていました。そのため、私も用心して盗まれても大丈夫な財布と、盗まれたら困るものを別々にしていたのです。
大丈夫な財布には小銭や多少の現金を入れて、買い物ができるように。首かけのパスポート入れにはパスポートやビザの書類と一緒に少し大きめの現金を入れて服の中に入れていました。パスポートケースは100円ショップなどで買うことができますが、これが一番役に立ったのではと思います。
あとはお土産として日本の扇子などを持っていくといいかもしれません。これも100円ショップで買えるもので十分です。またドラゴンボールやNARUTOといった漫画はかなり認知されていますので予習していくと話が広がると思います。