海外出張の体験談 ~ イギリス・マンチェスター
「年齢」、「性別」
30代・女性
これまでの海外出張の「経験」
頻繁にある
「職業」と、今回の海外出張の「目的」、「滞在期間」、「同行者」
サービス業に従事しており、頻繁にお茶の仕入れや視察に訪れる。今回はマナーハウスを見学。滞在期間は1週間。同伴者はなし。
仕事をすすめるうえで、文化の違いなどで、苦労したこと、失敗したこと、反省点など
旅先ではホテル以外に宿泊することが苦手ですが、今回はマナーハウスの視察であるために無理をして宿泊することになりました。
日本でのホテルでも靴を脱がずに部屋を利用しますが、何故か日本での習慣が顔を出したのか靴を脱いで入室してしまいました。これは日本では許される失敗ですが現地では失笑をかってしまいました。英語は聞き取れませんでしたが、現地人にとれば、そんなことも知らずに来たのかしら?というところだと思いました。
出だしは失敗したものの、挽回と思っていればやはり日頃の習慣が現れてしまうものです。イギリスのマナーハウスではテイカップはお皿ごと持って頂くことが正しいマナーですが、テーブルに着いた者一同の視線が集中しました。わたしだけが、お皿をテーブルクロスに置いたまま、カップを持っていました。隣と斜め隣の者が、お皿を持ち上げて飲むんじゃなかった?とひそひそ話を始めました。わたしの隣には日本人の紅茶の講師が出席していたのですが、同じ料金を出しているにもかかわらず、はずかしめを受けた出来事でした。
仕事以外の場面で、楽しかったこと、苦労したことなど
イギリスの文化と思い受け入れると、苦労ではなく興味に変わるエピソードですが、今回は専用のツアーを利用したのでマナーハウスの庭園が美しかったことと、イギリスの食事に対する姿勢やこだわりがアフタヌーンテイやマナーほどに重要視されていない文化に興味がありました。
マナーハウスでは非常に丁寧にアフタヌーンテイを楽しみますが、デイナーはフランス料理や日本料理ほどに繊細さやこだわりが感じられません。
日本人といえば、庭園の美しさに比例して日本料理の美や味に繊細さを生み出しす民族ですが、イギリスはこれほど広大で美しい景観を生み出しながらも、食に関しては無頓着であるように思いました。イギリスといえば階級差の認識が深い民族です。広大な庭とお城は美しい景観ですが、これほどまでに居住空間や庭の装飾にこだわりをもつ理由とはいかなるものか。ガーデニングのセンスを食にも生かさないのかと思わず、デイナーを体験してツッコミを入れたくなりました。食事内容は豆やベーコン、パンなどですが噂通りに美味しくはないのです。
海外出張に際して、日本からもってきて便利だったもの、なくて困ったもの
海外旅行の必需品、常備薬やウエットシート、あとは機内を快適に過ごすための枕やアイマスク、乾燥対策の、のど飴やマスク、のどスプレー、防音対策には耳栓、足元を解放するルームシューズ、などがあれば心強いです。
取り分けてイギリスの渡航に際して特別に困るものはありませんでしたが、天候不順の都市ですのでレインシューズとカッパを持っていれば体調を崩さずに済みます。
わたしの場合は冷え性がある為に、ホッカイロを持参していきます。また、現地では庭を散策するためのサングラスとコートも手袋、帽子などのリゾート用のアイテム重宝します。イギリスは食器に洗剤がついたまま流さないところもある様ですので、ナプキンシートなどを常備しておくと必要なときに簡単に取り出してささっと口元を拭くことができます。イギリスはパブかスコーンかという位にメニューが極端です。お腹が空いたらカフェに入ると思いますが、ナプキンがあれば大きめのスコーンを包むこともできます。